2016-01-01から1年間の記事一覧
“分”の話。あるいは、それをわきまえるということ。 www.excite.co.jp ものすごくモダンスイマーズっぽいなと思ったんだけど、演出まで蓬莱が手がけていれば、そうなって当然なのかもな。例えば 『母と惑星について、および自転する女たちの記録』(演出:栗…
beta.engekisengen.com 話 ステージの上手と下手に全く同じ間取、ほぼ同じ家具配置のワンルームアパートが再現されている。 上手は下手の 10 年後。10 年前、高校卒業後に役者を目指して上京してきたさっちゃん[演:橋本愛]と、インスピレーションのままに…
www.parco-play.com あらすじ ひと月前に母親[演:斉藤由貴]が突然死んだ。遺骨を撒くために集った三姉妹。旅先で彼女たちを迎える出来事と、各人による母親との関係性の回想とが、交錯しながら描かれる。 この作品における母親は、母親とは言い難いエキセ…
www.excite.co.jp 第三舞台の同作の再演。虚構の劇団による再演は 5 年ぶり 2 度目となる1。 旗上げ時はその平均年齢の若さを押し出していた役者陣も(劇団員の新陳代謝的な入れ替わりを経つつも)順当に齢を重ね、ついにマスター役を客演ではなく生え抜きの…
www.shiki.jp 翻訳劇の鑑賞にはそんなに意義を感じられない(原典と同じ曲の上に訳詞を乗せないといけないミュージカルなら尚更)のですが、まあ年に 1 本くらいは観るか、みたいなスタンスで今年は『オペラ座の怪人』をチョイス。 オペラ座の怪人 (1986年の…
engekisengen.com 幕間を除けば暗転らしい暗転も記憶がない、密室劇的なワンシチュエーション演出。 第一幕は美輪明宏の調子があまり良くなく、台詞も聞き取りにくかった。やはりそこは御年 80 超、仕方がないものかと考えていたら、幕間をはさんで第二幕、…
コメディ 7 割、シリアス 3 割。殺陣を少々。 togetter.com 出演 川本成:安曇野勝希 安曇野家長男。実家の大黒柱。気難しい。マザコン。 小沢道成:安曇野聖希 安曇野家次男。海外駐在の、仕事ができる男。マザコン。 猪股和磨:安曇野空希 安曇野家三男。…
句読点三部作 『死ンデ、イル。』 2013-12-12 → 2013-12-22 ザ・スズナリ 『悲しみよ、消えないでくれ』 2015-01-23 → 2015-02-01 東京芸術劇場 シアターイースト 『嗚呼いま、だから愛。』 2016-04-22 → 2016-05-03 東京芸術劇場 シアターイースト 句読点三…
上映会という形態ではあったものの、その上でなお、芝居にしか成し得ない表現、小説や映画や漫画ではなく芝居を観に行かないといけないと思った理由を強く認識させた、ターニングポイントのような作品です。 月刊「根本宗子」 『今、出来る、精一杯。』『超…
モダンで観たかった。 www.nelke.co.jp PONKOTSU-BARON project 『テニミュ』2nd シーズン出演の俳優 4 人[赤澤燈、西島顕人、味方良介、安川純平]がストレートプレイに挑むシリーズ。 今回はモダンスイマーズによる 2007 年の初演作に挑戦(ただし安川が…
www.miyazaki-ac.jp 開演直前に急きょ公演中止となったため、正確には観劇記録ではない。 開演時間になったものの公演は始まらず、そのしばらく後に演出家と館長が壇上に現れ、「ドイツの著作権管理団体との上演契約に際して、編曲の改変禁止を条項に盛り込…
entre-news.jp 15 周年記念公演と銘打たれただけあり、劇団の半生をアテ書きしたような人物設定と物語(劇団を立ち上げる話し)設定。 入交×オレノの劇中歌の最後に登場人物の臓物がビュッと飛び出て、というより帯回しのように引き出してシークエンスを〆る…