公演中でもネタバレします。Google+ から過去ログも加筆移行中(進捗 7 割程度)。

栗山民也

『組曲虐殺』 / 演出: 栗山民也

spice.eplus.jp 井上芳雄という名の世界観のようなものが存在するのではないか、という漠然とした感覚が『グレート・ギャッツビー』以降あって、それが確かなものになった。井上芳雄という世界観だこれ。そして『ギャッツビー』のときも思ったけど、やはり音…

『木の上の軍隊』 / こまつ座

spice.eplus.jp 創作から普遍的なテーマを取り出して実体験に当てはめていき、そこから考えを展開させていくというのはおそらく、フィクションをある程度たしなむ人間にとっては当たり前の作業でしょう。では、対象とする創作そのものの帰着点が普遍的という…

【再演】『母と惑星について、および自転する女たちの記録』 / パルコ・プロデュース 演出: 栗山民也

spice.eplus.jp 再演 初演も観た。 cobayahi.hatenablog.com 観劇録 どうして初演ではおぼえていなかったのだろう。シオの独白は、これから共に人生を歩んでいくことになるかもしれない相手への、手紙だったということが最後の最後に明らかにされていたのだ。…

『母と惑星について、および自転する女たちの記録』 / パルコ・プロデュース 演出: 栗山民也

www.parco-play.com あらすじ ひと月前に母親[演:斉藤由貴]が突然死んだ。遺骨を撒くために集った三姉妹。旅先で彼女たちを迎える出来事と、各人による母親との関係性の回想とが、交錯しながら描かれる。 この作品における母親は、母親とは言い難いエキセ…